戦争とは軍事力を用いて様々な政治目的を達成しようとする行為、または用いた結果生じる国家間の対立状態のこと。
一般に、国家もしくはそれに準ずる集団が、自衛や利益の確保を目的に武力を行使し、戦闘を起こす事。
戦争は太古から続く人類の営みの側面であり、最も原始的かつ暴力的な紛争解決手段であると言える。
と、ウィキペディアにあります。「もっとも原始的かつ暴力的な手段」、上手い事いうなぁ!と感心しています。
何の為に戦争をするの?と、仕事中一服した時に、たまに考えるのですが、最近はそうではなくて「誰の為に戦争なんてやってるの?」とぼんやり思う事があります。
防衛するんだから
僕は小学校の時に「はだしのゲン」を読んで、中学校の修学旅行で広島原爆祈念資料館に行って以来、「戦争なんて何でするの?みんなここに来てこれをみればいい、こんな問いかけすらなくなる」と思っていました。
ところが20歳になるぐらいになると、こういう意見をいう人がいる事を知りました。
「攻めてこられたらどうするの?防衛は必要だよ。防衛の為の戦力・武器なんだから戦争の為に戦力を持つんじゃないよ。」
それで、その時から今までいろんな人のこういう意見を聞き、自分の意見を常に振り返りながら、それでも、ずっと思っている事がこれ、です。
戦争を望んでいる方々へ
まして戦争で大きな利益を上げる方々が大企業で働く方々の仕事や給料や賃金を支え、失業率を下げていたとしたら、戦争なんて終わっちゃ駄目ですよね?
誰の為に戦争なんてしてるんでしょうか?戦争は人の命を奪うのですが、誰の為に戦争、しているんでしょうか?
ネット検索でみつけた話し
以下は名越 健郎(なごしけんろう)さん(拓殖大学特任教授、著書『秘密資金の戦後政党史』(新潮選書)『独裁者プーチン』(文春新書)『ジョークで読む世界ウラ事情』(日経プレミア新書)など)のこちら、から引用させていただいて、内容を抜粋して箇条書きにしました。筆者の意図は妨げていない、と思いますが、先ほどの外部リンク先もぜひご覧になってご確認下さい。
- ロシアとウクライナの戦争が長期化する、と同時に、米軍需産業の暗躍がある
- 世界最大の軍需企業、ロッキード・マーチン社の株価は12月、496ドルと史上最高値に
- ミサイルや電子戦装備で知られる世界2位、レイセオン・テクノロジーズの株価も最高値水準で推移
- 米議会は12月、過去最大の8580億ドル(約117兆円)に上る23年度国防予算案を採択
- バイデン政権が要求した額に450億ドルを上乗せし、日本の23年度当初予算案の一般会計総額(114兆円)を上回った
- 米国のウクライナ向け軍事援助はまだ3兆円に達しておらず、軍需産業は兵器の増産と売り込みが激しい
- 今年の世界の国防予算総額は推定2兆3000億ドル(314兆円)と空前の規模に上る見通し
- 日独などは国内総生産(GDP)比2%への国防費増額を決めており、ほぼすべての国が今後国防予算を増額する予定
- 以前ベトナム戦争が予想外に長期化した時、軍需産業が議会や国防総省に兵器の開発・売り込みでロビー活動を行った
- 冷戦終結後の1990年代は、国防予算激減により、多くの軍需企業が倒産や合併に、衰退の傾向に
- ウクライナ戦線で大活躍した携行型対戦車ミサイル「ジャベリン」は、ロッキード、レイセオン両社が共同で開発、生産
- ウクライナ人が「聖ジャベリン」と呼ぶ救世主で、これまでにロシア軍戦車1000両以上、装甲車2000両以上を破壊し、命中率は94%
- ロッキード社はジャベリンの年間生産量を従来の2000発から4000発以上に倍増することを決定
- 射程80kmの高軌道ロケット砲システム「ハイマース」は、ロッキード社が開発・製造し、4月から供与を開始
- ロッキードは国防総省との間で、新たに6000万ドルを投じてハイマースの増産計画
- ロッキードは同じ発射装置から撃てる射程300kmの戦術ミサイル「ATACMS」の売り込
- 「米国防総省は射程150キロの地上発射精密ロケットシステム、GLSDBをウクライナに提供するというボーイング社の提案を検討中」とロイターが11月に報道すると、ボーイング社の株価が上昇
- 同システムは、ボーイングがスウェーデンの防衛大手サーブと共同生産し、精度はハイマースを上回り、射程150kmなら、ウクライナに侵攻したロシア軍の後方軍事目標を攻撃でき、来春からウクライナ軍への提供が始まる
- ベトナム戦争時と同じく、議員と資金豊富な軍需産業の政治献金の関係
- 米政府がウクライナに停戦を強く求めず、ロシアとの対話にも消極的な背景、と、軍需産業の思惑
- ウクライナは「兵器の実験場」になっているのでは?
- ウクライナ戦線には、新型地対空ミサイル・スティンガー(レイセオン)、自爆用無人機スイッチブレード(エアロバイロンメント)、ドローンを撃ち落とすIRSロケット、バンパイア(L3ハリス)などの米国製新型兵器も投入予定
- NATO(北大西洋条約機構)加盟諸国の特殊部隊や情報工作員とともに、西側軍需企業のスタッフもウクライナ入りし、現地で兵器の能力などをチェックしている
かなり面白おかしくするための表現を使っていたり、筆者の想像もあるように思いましたので、正確なところは引用させていただいたこちらをお読みくださいませ。
とはいえ、こういう事なのかな?と思います。
誰の為に戦争をするのか?で予想される【誰】 |
西側諸国の議員、軍需企業、軍需企業へ投資家 |
庭の雑草を整備しない所有者の話し
区分所有マンションで、一階に共用部専用庭の雑草を整備しない所有者は、マンション管理組合の議決によって強制的に整備させられます。
ただこの所有者、自分が買ったマンションの庭の整備の義務について知らなかった、共用部の垣根もあり、どこまでが管理費でしてくれて、どこまでを自分がするのか?知らなかった、と。
親から相続した時、庭に上の階から捨てられた一升瓶やレンガや土砂があって、その苦情と対策を管理組合にお願いしたら、無視された、との事、
で、今回は管理組合は無視せず、強制整備。
彼(この所有者)は戦争こそしませんが、管理組合に対して「心の牙」を向いて法的手段をとるようです。
管理組合はやるなら受けて立つ、と戦争こそしませんが、争います。
戦争ではありません。
しかしこういう事を解決できないので、戦争など解決できる筈もありません。
ただ、これも「誰の為に」の誰、はわかります。
「どうでもいいから、虫が寄ってこないように草刈ってくれよ!というマンション住民の公共の利益」のために、争っているのです。
ロシアとウクライナのケースでの「議員・軍需産業・軍需産業への投資家」の「誰」とはまた違った「誰」ですが、
本質で同じ部分もある、と思います。
ただ、彼と管理組合の争いで「人の命が奪われる」という事ではないので、そこは、圧倒的に違います。
誰の為の戦争?まとめ
誰の為の戦争、に付き合うほど、当たり前に、暇じゃない、って事です。そしてこの「誰」を敵として戦うことに、自分の限られたエネルギーを使うのも、もったいないです。
だって「誰」は特定できているのですから。
法廷で争うなんて、馬鹿馬鹿しい。
この「誰」を呼び出して、又は、この「誰」のところへ行って、
「一緒に広島、長崎、沖縄へ行きませんか?」ってお誘いしようかな?って思っています。
だってこの「誰」は行ったことないんだと思うんです。
行ったことあるなら、戦争なんてやりませんよ。
だって、「誰」は、「人間」なのですから、ね。
戦争も、不平等も
57歳になるこれまでも、今も、これからも自分が歌いたい歌を歌いたいから、音楽業界で仕事をされている多くの方から相手にされません。
それも才能!と勘違いしています。
この歌もそうで、大好きな「ぶっこわし女」に過剰な期待を寄せている方について歌っています。
「・・・戦争も不平等もこっぱみじん」