先日「がむしゃらに生きてきた」と酔っぱらって言ったら、昔の同級生バンド仲間から「けっこういろいろあったけど『がむしゃら』に生きてきた、とは思わないなぁ」と言われて、そういわれると「確かに、がむしゃら、と言うほどでもないかぁ」と思ってしまう、57歳です。
一番「がむしゃら」だった頃
一浪して大学入って一年留年して社会人になった頃でサラリーマンとか会社員とか親が自営業なんでよくわからず、とにかくがむしゃらに仕事してました。
次は社会人になるまで組んでいたバンドのボーカルで幼馴染が会社立ち上げてそれを手伝っていた頃です、30代前半。
その次は「稼げる」と信じて入ったコンサルティング会社で「コン猿」という仕事をしてた頃、午前2時か3時頃にタクシーで帰る、って普通でした40代半ば。
そして最後で一番最近は、独立したはいいが、売り上げがなくなって、とにかく毎日毎日仕事をして仕事の事ばかり考えていた50代になったばかりの頃。
結局、がむしゃら、は僕にとってがむしゃらに生きる=がむしゃらに仕事をしている、って事になるのでは?と思います。
がむしゃらとは?その意味
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「一生懸命に打ち込んでいる」というイメージの言葉ですが、「向こう見ず」というニュアンスもあり、がむしゃらである事を揶揄(やゆ、けなす)する意味で使う事もありますね。
「あまりに熱中していて他を省みない」方に対してがむしゃら、と使う場合など。
それでも、この場合「しょうがない人だね」みたいなニュアンスもある、と思います。
ポケモン、ダンス、応援団
「がむしゃらは、ポケモンの技の一種」というような内容の記述をネットで見つけましたが、僕には全く意味不明です。
「『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、株式会社ポケモンより2022年11月18日に発売されたNintendo Switch用ロールプレイングゲーム『ポケットモンスター スカーレット』と『ポケットモンスター バイオレット』の総称でポケットモンスターシリーズ完全新作の9作目。略称は『ポケモンSV』」とのことで、そこで「がむしゃら」というものが使われ、がむしゃら、はこういう分野で人気のようです。
又「青春応援団 我無沙羅(せいしゅんおうえんだん がむしゃら)」と言う方がダンス大会に出たり、テレビに出たりして、ここでも「がむしゃら」という言葉が使われて、有名になっているようです。
がむしゃら、て言われたくない
僕自身の事でいいますと、がむしゃらに生きてきたはずですが、しかし他人から「がむしゃらにやっているなぁ」などとはあまり言われたくない、という感じです。
といいますのもで「俺はがむしゃらにやってきたから今こうして・・・」みたいな自慢話になってしまいそうで、言われたくないし、言いたくない、と思っています。
ま、そもそもこの年齢になって、振り返って自慢できることなどないですから。
高津(こうづ)
僕の小学校からの友人で、6年生の時にローリングストーンズを教えてくれた高津くんは、家庭の事情で、貧乏で、病弱で、学校にもあんまりこれなかったのですが、中学卒業して、そのままがむしゃらに働いていました。
僕は高校、大学と親にスネかじってましたが、高津は、両親ともに家出したこともあり、お祖母ちゃんと妹も合わせた家族の生活費を稼ぐために働いてました。
同じ年ですが、43歳の時、酒呑みすぎもあって肝硬変であの世へ行きました。
高津がいればなぁ、って未だに淋しく思うこともありますし、僕がライブに出る時に使うリズムマシーンの名前は「高津」、つまり高津と一緒にライブやっています。
でも、今高津に「おまえ、がむしゃらにやってたよな。」って聞いたら「そうでもないよ。」って言われそうです。
早川さん
そんな高津は、中学の時から死ぬまで同級生の早川さんが好きでした、いや、そうだったと思います。高津は未婚&独身です。
何回か告白してフラれ、もう結婚した筈なのに。今思うと、時々早川さんの事を話したがっていたような気がします。
離婚したか、離婚しかけたか?の時があって、コンビニで仲良く高津と早川さんが話していたのを偶然見た事がありました、30代半ばぐらいのときかな。
早川さんと僕は親交がありませんので、結婚、離婚は僕の想像ですし、高津、その事は絶対言わなかったし、僕も詮索しませんでしたから。
で、今高津に会ったらこう言いますね。