フレスコ(京都ではあちこちにあるスーパー)で1000ml紙パックの格安!「純米大吟醸」呑みながら、WOWOWでの武道館生中継ライヴ観て、何でストリートスライダーズだけ特別なんだろう?何で好きなんだろう?って。
一曲目、これ、ですよ。
この曲で始まるって。5作目までは全部持っている僕でもこれで始まって「さすが、スライダー」って思いました。ダルすぎる、このリズム。ゆっくりすぎる、このテンポ。「白い夢さ」ってハリー(村越弘明)さんの歌詞の言葉の使い方・・・唯一無二です(スライダーズのアマゾン)。
他の日本語のバンド、無理です、この感じ。
唯一スライダーズだけが「力が入っていない」されど「踊れる」。あとはただ勢いあるだけ、「ロックとはだいたいこんなもんだろう」って演じているだけ。僕には、踊れない、です。
20歳の時に知って、皆でCDやDVD集め出した頃から、2023年5月3日の又みんなが集まったこの日まで、ずっと一緒です。
ハリーのギターソロ
「So Heavy」と「野良犬」で今のハリーのギターソロを観ました。凄すぎて、嬉しくて、泣けてきましたよ。誰も弾けないですよ、これは。ギターソロ大嫌いの元ギタリストの僕ですが、この演奏やフレーズは好きです。
So Heavy(2nd がんじがらめ)
いつでもあんたの思惑通りにゃいかねぇ、あげあしとるようにすかさずブギーをぶちこめ
とか、「(好きでたまらない)女性」に歌っている歌、なのか?それともどうしようもない「やつら(権力者?)」に言っている歌、なのか?
昔ながらのロックンロールやブルースの定番の「いろんな意味にとれる歌詞」、楽々やってました。僕が高校生で、スライダーズは20歳前半の頃に、既に。
野良犬にさえれない(1st スライダージョイント)
そして「野良犬にさえれない」。
「どうせあんたは野良犬よ!」「野良犬みたいにやっていけよ!」みたいに相手を罵倒するときに使う事が多い「野良犬」ですが、それを、
「野良犬にさえなれない」って・・・と高校生のその当時は何も考えなかったのですが、
ハリーが入院!って聞いてから聞き直してみて、「野良犬にさえなれない」てカッコいいよなぁ、確かに「野良犬になんて誰もなれないよ」って改めて思っています。
あ、それと蘭丸(土屋公平)さんの「Tokyo Junk(3rd ジャグアウト)」のリフも好きですね。これも、他の人は無理、スライダーズだけです、このウネウネしてドライヴする感じ。いやぁ酔いましたね。気持ち良い。
片道切符のペイスメイカー、息を殺して走りだせ・・・意味分かりません、村越弘明さんの世界です。でも、好きなんですよ、この感じ。
まとめ、られません
大体記事の最後は「まとめ」っていうパターンなのですが、まとめる必要もないかな、と。
僕は関西人だからかな?「キメて、気取って、強面の風貌で、チンピラ風で、エラそうな感じで、ロックとかいって・・・」みたいなものは大の苦手で、そういうのは好きになれないし、ルックスもよくないからそもそもそんなことできないのですが、自分の歌のスタイルにはしたくないんです。
でもストリートスライダーズだけは別格です。ホント、凄い、いい曲ある、踊れる、何より他にこんな方たちいない、唯一無二です。
歌詞、も凄いから、だと思います。辻褄合わない歌詞、辻褄を合わす意味がない、事を教えてくれた歌詞、なんです。
だからこのまんまこの風貌や雰囲気で「あぁどうもこんばんわ、Street Slidersです」「Hello!」ってやってほしいし、これまでも今日もこれからもMCなんかしないバンドであって欲しい。
あ、そう。
「昨日の夢が見たいのさ」って歌詞の歌もありました。
当時20歳ごろ。少々自閉気味だったからかな、メチャクチャ好きな歌でした。
2023年5月3日スライダーズ武道館ライヴ。テレビで観たので、恐縮ですが(でもほろ酔いで観れますもの)、良かった、です。