広告
ローリングの18年ぶりの新譜のタイトルが「Hackney Diamonds（ハックニー・ダイヤモンズ）」との事で、その意味は「使い古されたダイヤモンド」とかロンドンの東（イーストロンドン）に貧しく治安も悪いと言われている（言われていた）街「ハックニー」で昔使われた意味では「割れたガラス」とかの意味もあるそうです。
ストーンズを聞いてもう47年、相変わらず、センス良いなぁ、何でだろうなこの人たちは・・・いつまでたっても上手い言い回しだしなぁ、痛快だなぁ！と買わない予定でしたが、彼らの新譜を予約してしまいました。
以下、ストーンズ節、にハマり続け、振り返れば「ローリング、ローリングストーンズ」だった僕の感想です。
俺を怒らないで！って痛快です
シングルかな？公開されたプロモビデオの曲「Dont Get Angry with Me」って歌ってる！俺を怒ないで、って。
そしてこの曲がアルバムタイトル「使い古されたダイヤモンド」「割れてゴミ同然のガラス」「輝いていてチヤホヤされてたダイヤモンドも今はこんなんです」みたいな意味「Hackney Diamonds（ハックニー・ダイヤモンズ）」と重なって、いろんな意味を想像してしまいます。
僕は英語が得意ではありませんし、話せません、聞き取れません。でもストーンズを始めて聞いた友人たちとアルバム集めまくった中学生の時と違って、今は、ネットで大体の意味を調べる事ができるので、意味をいろいろ想像していしまうんです。
この「Angry」って曲は「ストーンズ節」「ローリング唯一無二リズム＆ノリ（個人的には僕がわざわざ東京まで行って観た日本初公演のあと、ベースのビルワイマンさんが抜けた以降の『ストーンズ節』だと思っています）で心地よいのですが、そんな揺れ揺れの感じに「Dont Get Angry with Me」って言葉がハマるんですね。
繰り返すんです、怒らないで、怒らないで・・・って。
これはロックンロールの名曲のパターンなんです、単純な「心情」の歌詞を繰り返す、って事、僕はすごく好きなんです。
あんまり執拗に繰り返すので、その逆の真意を疑ってしまいます・・・そんないくつもの意味に捉えられるのが、ロックンロールだと思っています、好きです。
その他は聞き取れる部分を繋げてどんな意味なのか？把握している最中です、笑。
たぶん、女の人に向かって言っているんだと思います。
70年代、80年代の歌詞と真逆の歌詞、つまり女の人へLOVEみたいな歌詞が多いですから、特に90年代後半から前作にかけては。
でも女の人に「怒らないで、僕を叱らないで・・・」って繰り返してシャウトするって、なんかプッと吹き出しそうになるでしょう？
この辺がカッコいい、センス良すぎ、相変わらず、他の音楽ではやっぱりダメなんです僕は。
他のロックとかはこんなセンスないですから、唯一無二、これだけ、ローリングだけです。
（こちらから予約できましたし、予約受付中の宣伝はこんな感じでした。）
割れたガラス、って意味だと先ほどのスマホも想像しまししたが、割れた車のフロントガラスも昔のハックニーの方々は「ハックニーダイヤモンド」って言っていたかもしれません。
意味を聞き手に委ねる
唯一無二の「ローリングストーンズ、っていう『音楽ジャンル』」でドラマーをされていたチャーリーワッツさんは、ミックジャガーさんの一番良いところをこんな風に言ってました。
このチャーリーの言葉、今もずっと心に染みています。
「・・・ミックの一番いいところ？うーん、そうだな。彼の作る歌詞は何通りもの意味にとれるんだ。ブラウンシュガーもそうだろ？」
この言葉聞いて、考えてみると、30年代、40年代、50年代とアフリカ系アメリカ人の音楽や、に貧乏なイギリス系アメリカ人の民謡の名曲なんて、全部そうだろ？って思いました。
しかし、黒人音楽やに貧乏白人のフォークブルース、とかの表現って今使ってはダメなんですか？まどろっろしいです。
この何でもかんでも「規制」みたいな感じも「ハックニーダイヤモンズ」的な感じ（輝いているような考え方みたいに見えるけど、実は、面倒なことが多い、使い古されて意味がない考え方になりそう、って感じます）ですし、あんまり神経質な感じだと、軽い笑みを浮かべて冗談っぽく「Dont Get Angry with Me」って言ってしまいそう、です。
（そんな「規制、自主規制」みたいなことで）怒らないで、怒らないで、怒らないで、僕を叱らないで・・・って、笑。